2006年 第5戦(最終戦) レースレポート
2006年シリーズも最終戦を迎えました。
11月5日(日曜日)の信州はコース内の唐松も紅葉し、周囲の山々も色付き、秋深かまる晴天の下で開催されました。
今年は5戦に開催を絞り込んだ為、参加台数の平均も昨年を上回り、レース事態も良い緊張感の中開催されました。チャンピオン争いも最終戦に持ち込みとなって、エキスパートクラス19台、ビギナークラス10台の合計29台の参加となりました。

とにかく、後は読んでください!
朝靄に煙るスポーツランド信州。
29チームの皆さんが最終戦に集結!。
各チームまずは受付です。
パドック一杯に建てられた各チームのテント。
レーススタート前、開会式までのひと時。
ところで・・・・・・。ここでスタート前に、おさらいを・・・・・・・。
現在エキスパートクラスのポイントリーダーは、2戦・3戦・4戦を連勝中、60ポイントのゼッケン1番「みてろよカァチャン」。昨年のチャンピオンが最終戦を制すれば参戦レース全てに優勝しての2年連続チャンピオン。
追い駆けるのは、参戦レースを全て完走・上位入賞で46ポイントのゼッケン2番[ABELL」。
続いて、今年の開幕戦優勝、第3戦入賞、前回第4戦(ナイトレース)準優勝を飾り44ポイントのゼッケン3番「KIWI sports」。
万が一「みてろよカァチャン」が8位以内に入れなかった時には、「ABELL」と「KIWI sports」は、最終戦の結果次第で、どちらにもチャンピオンが転がり込むということになります。
しかし、ここまで参戦=優勝のディフェンディングチャンピオンに死角なし!。
今回もポールポジションからのスタートの「みてろよカァチャン」。
コースコンディションも良い中、最終戦は間もなくスタートです。
2006年最終戦の開会式。
皆さんすっかり服装が冬支度。
技術委員長の小林さん(チーム ゼロフラッグ)より、車検の結果と、ビギナークラス初参加の「チーム東京工科」の2台がまだ車検を受けていない旨が報告されました。

初参加の「Team東京工科」の2台はスタート後のピットスタートとなりました。
スポーツランド信州、町田社長よりご挨拶。
今シーズンのこと、コースコンディションのこと、そして今日も散水することが伝えられました。
各チームからのため息&笑いが・・・・・。

良い天候の中、レースが開催できそうです。
開会式も5分ほど押して開かれた為、慌しくコースイン、2周のオープニングラップで各チームのマシンがコースを周回します。
ポールポジションはエキスパートクラス3連勝の「みてろよカァチャン」。現在2年連続チャンピオンにほぼ王手を掛けている状態。後ろには「ABELL」、「KIWI sports」が着いてポイント争い通りのスタート順。
直前に散水されたコースは少し滑るようです。
各マシンが2周目のオープニングラップに入ります。
コース委員長の橋本さん(TJRT)がスタートの日章旗を大きく振って、2006年の最終戦スタートです!。
ホールショットで飛び出すゼッケン1番「みてろよカァチャン」。
秋も深まったスポーツランド信州に、エギゾーストノートが響き渡ります!。
前回の第4戦をマシン製作が間に合わずキャンセルをした「Team AGOBAC」。第2戦で転倒リタイヤ、第3戦を残り4分でオイルパンが割れてリタイヤ。今シーズンは遂に3シーズン守り続けたシードゼッケンを明け渡すことになります。
最終戦にマシンをアルトからセルボに替えての参戦。
今シーズンから投入したマルチバルブの洗礼を十分に受けたこのチーム。最終戦を上位完走をして来シーズンに繋げることが目標です。
信州の秋の柔らかい日差しの中、「チーム ナリデン」の発電機がピカピカに光っていました。
ひで監さんによると今回はレンタルしてきたとのこと。いつも発電機の掛りがチームの運勢を表すと言っていたナリデン。今日は一発始動!。調子を上げてきたチームに勢いをつける?
レース開始早々に突然ピットインしてきたゼッケン16番「チーム ゼロフラッグ」。
前回(第4戦)、5時間目に衝撃の転倒リタイヤ。
今回マシンを再製作&オーバーホールして参戦してきました。ドライバーから状態を聞くyanaさんの顔が曇ります。
ゼッケン10番「センシュウレーシング」も早々にピットインしてきました。水温が上がってしまっているそうです。何とラジエーターから水蒸気が・・・・・・。
冷却系のトラブルの様子。

修復をして再度コースへ。

しかし、2時間目の早々に2コーナー先で駆動系のトラブルでストップ。
残念ながらリタイヤとなりました。
最終戦に2台のマルチバルブ車を持込んでの初参戦、「Team東京工科」。
到着が遅れ、全員講習の為時間が押して、車検も遅れ、スターティンググリッドに着けられませんでした。
初参加のチームは色々大変ですが、次回は時間にゆとりを持ってお越しください。
2台のマシンがドキドキのピットスタートです。
ゼッケン9番「パロパロ」。スタートは後方ながら前夜の予告通り1時間目の早々に2位に浮上。
トップでいつものように後続を引き離しにかかっている「みてろよカァチャン」を追い駆けます!。
今シーズン、ビギナークラスで上位入賞を続けていた「チーム カメ」。ポイントスタンディングもクラス2位に着けていてビギナークラスチャンピオンも狙える位置にいたのに、何と1時間目にマシントラブルでリタイヤ。
残念!。
最終クランクで激しく争う各マシン。
腕の見せ所です!。
クランクの進入地点(2時間目)。
ゼッケン3「KIWI sports」、ゼッケン51「チーム つちのこ」、ゼッケン7「チーム ナリデン」。その直後にゼッケン1番「みてろよカァチャン」。トップはここまで追い上げてきました!。今日も着々と独走体制に入っていきます。
山も色付いた中、レースは続きます。
ゼッケン16番「チーム ゼロフラッグ」。1時間目に起きた不具合はついにコース上でのストップという状態まで発展。何とかピットに帰ってきました。
「修理してコースに復帰するんだ!」という気合の元修復作業に入ります。
ミッションの不具合は、エンジンにまで多大なダメージを与えてしまったようです。
エンジンを開けてみたら。な、何と!
バルブのコッターが欠けてしまっておりました。

何てコッター!
(by ゼロフラッグ小林さん・・・・・・・)
初参戦の「Team東京工科」
調子がイマイチなのか、ピットインを繰り返します。
授業の一環なのでしょうか?大人数で来て下さいました。初めから誰もが上手く出来ていた訳ではありません。
今日走っている人たちにも「初参戦の時」がありました、各チームそれぞれが経験を積んでここまで来ました。これから色々な経験をして欲しいです。
ゼッケン14番「クルマヤ」
左前輪がバースト(パンク)状態でピットに戻ってきました。緊急でタイヤ交換です。
2時間目、新コーナーの立ち上がりの所で「TJRT」のマシンがストップ。
何とタイロッドエンドがボッキリ折れておりました。
(持っているのは松本副会長、通称:チーフ)

何したら折れるんでしょうか?
3時間目、転倒事故発生。
ここまでコース上での事故は無く、本部役員も平和なレースかなと思っていた矢先でした。
ゼッケン32番「Team東京工科」の1台。
新コーナーでの転倒です。
SPL信州の神様は、初参加のチームに痛い洗礼を与えてしまいました。
レースは3時間目に突入。
今回もレースを引っ張る「みてろよカァチャン」2時間目にはエキスパート全車両をラップして、磐石体制構築を始めます。チャンピオンに大きく近づきます!
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