第5戦  8月 14・15日(土・日)  天侯      曇り、濃霧、雨
前線が通過した影響で、九州の一部を除き真夏日の連続記録がストップするなど
気温の上がらない14日(土)、年に一度のお祭り「12時間耐久レース」が開催されました。
今年の参加台数は、エキスパートシリーズ・ビギナーシリーズ共に8台ずつの合計16台と、
ここ数年では、平均的な参加台数となりました。来年はもっと増えるといいですね。
今回の特徴として、上位を狙っているチームは「12耐専用マシン」を持ち込んでいるということ。
「普段の倍の時間」という以外に、何か特別なものがある12時間耐久。
果たして新車投入は、吉と出るのかそれとも・・・
今年の12時間耐久は、どんなドラマが待っているのでしょうか?



天気予報では「曇りのち雨」でしたが、標高1000メートルの
スポーツランド信州では、曇り=霧のようで、BBQを始める頃には
ご覧のような天候になってしまい、スタートの頃にはとんでもないことに。
受付、ピット設営、エキスパートの予選も無事終了し、
BBQ会場では準備が始まります。

BBQでは、チーム紹介とカラオケ1曲のご披露がルールとなっています!
カラオケのスタートは、実際のレーススタート順の逆グリッド方式。
ビギナークラスの最後尾チームからスタートです。


楽しいお酒はまわりが早い?リーザ550(23)の陽気な皆さん!



今回は1台体制で万全を期す、TJRT(53)。



L70ミラ(550cc)で戦う、RTT(54)。
自ら「動くシケイン」と称されています。貴重なマシンで頑張れ!



ワインレッドのヴィヴィオで参戦の、ABELL(11)。
監督さんは親子で参戦。いつも最後までしかっり走りきります。



パロパロ(15)のテーブルに8マン(6)、竹村会長が集結です。
会長、生ビールの差し入れありがとうございました!


途中、ビンゴゲームを開催!1回目はラジカセ。
2回目はテレビが賞品となりました。
いずれも「チームブレイズ」が持ち帰りました。

全チームのご紹介が出来ず大変申し訳ありません。

この後、22時スタート予定が
参加者の健康状態を考慮して23時に変更となりました。
ピットは霧に包まれ幻想的な雰囲気の中でスタート時間を待ちます。

開会式のあと各車スターティンググリッドにつきます。
ローリングは1周。天候の回復が望まれます。

以下、時間を追ってレポートです!

23:00
16台のマシンが12時間後のゴールに向けてスタートです。
8マン(6)Toy's E/G FACTORY(5)が濃霧のなかレースをリードします。
しかし、全体のペースは上がりません。

23:15
TJRT(53)ピットイン。キャブレターのトラブルのようです。


続いてagobac(14)フロントアクスルのトラブルでピットイン。
レース復帰に向け懸命の作業が続きます。


23:20
濃霧がひどく、「これ以上のレース続行は危険」と
主催者判断でレースが中断されました。
本部前ストレートで各車待機。霧が晴れるのを待ちます。
その間、霧+埃の最悪状況を回避すべく
新コーナー・2コーナーを重点的に散水を実施。

00:20
30分後の待機後レースが再開されました。
霧の状況は期待したほどの回復はしませんでしたが
今度は小雨が降り始めます。

01:00
TJRT(53)ピットイン。キャブの調子が戻らないようです。
agobac(14)今度は電気系のトラブルでピットイン。

01:30
センシュウレーシング(34)電気系トラブル、
2コーナー手前で立ち往生。
この頃、すこし霧が晴れてきました。
しかし空を見上げても回復は望めそうにありません。

01:45
リーザ550(23)
6コーナーでストップ。足回りのトラブルです。
この後、3時間費やして戦線復帰です。

霧・雨の中、各チームそれぞれのペースで
大きなトラブルも無くレースは進行してゆきます。



03:20
NAKAMA(7)足回りからの異音でピットイン
サブフレームのボルトが緩む?


04:00
雨が本降りになって来ました。
(天気予報、当たらなくてもいいのに・・・)
気温も恐らく10℃くらいでは?と思うほど寒くなってきました。
お盆だというのに冬の寒さです。

05:40
agobac(14)クランクin側で右フロント足回りを破損しスタック。
コース上での修理は危険との判断からレースを一時中断し、
レース車両の撤去を実施。
残念ながらリタイヤとなってしまいました。


07:00
まわりはすっかり明るくなりました。
霧は晴れたり濃くなったりと相変わらずの状況です。
しばらくの間、残り14台でレースが淡々と進められます。


09:00
センシュウレーシング(34)シケインの荒れた路面にスタック。
コース中央を塞いでしまい、レースが中断してしまいます。
自力での脱出が出来ず、レスキューで救助。あえなくリタイヤ。

その直後、総合2位でレースをリードしていた
8マン(6)が新コーナー入り口で転倒。車両は大破。
今レースで初の転倒リタイヤとなってしまいました。
転倒0台を皆で目指していただけに残念な結果となりました。



10:00
残り1時間となったところで、ピット入り口の喫煙所では
リタイヤしたメンバーが残念な表情でレースを見守ります。
次回は頑張ってくださいね!!



10:45
レースは残り15分となりました!!
気合を入れ、転倒が無いように頑張って!!



11:00
遂に12時間のゴールです。皆さんお疲れ様でした!



入賞車両が本部前に集結。
副会長・技術委員長により再車検が実施されます。
こちらエキスパートシリーズの入賞車両。



ビギナーシリーズの入賞車両です。


これより入賞されたチームの紹介です!!
先ずはエキスパートシリーズ

エキスパートシリーズ優勝
みてろよカアチャン(2)<キャロル>周回330

今回、12耐久用のスペシャルマシンを準備。
足回りは全くのノーマルとの事。確かにフワフワでした・・・
さらに驚くことが!なんとエアコンつきでした。快適仕様です。
これからのkcoc標準になりそう??



エキスパートシリーズ2位
Toy's E/G FACTORY(5)<キャロル>周回327

こちらのマシンも12耐久専用を送り込んできました。
トップとはわずか3周差。チームリーダー(竹村会長)の中座が敗因か? 
キャブレターの調子が今一歩だったようです。



エキスパートシリーズ3位
チーム ブレイズ(13)<ヴィヴィオ>周回313

上位入賞チームはやはりノートラブルが条件。
ヴィヴィオのウイークポイント、足回りも問題無かったようです。


続いてビギナーシリーズ

ビギナーシリーズ優勝
チーム Stayer(103)<アルト>周回315

6バルブの12耐久専用マシンを持ち込んだ「チーム Stayer」
勝因はやはりノートラブル。最終ドライバーの最後まで攻め続けた
ドライブが印象的でした。



ビギナーシリーズ2位
MUSK(22)<ヴィヴィオ>周回310

今年から参戦のこのチーム。先回に続き2回目の表彰台。
しかも現在シリーズ2位!今後の活躍に期待していますよ!
ところで、どの方がMさん?Uさん?Sさん?Kさん?
今度教えてくださいね。
【musk】というスペルは「マスクメロン」のマスクと同じです。トリビアでした・・・



ビギナーシリーズ3位
プリンス(36)<ヴィヴィオ>周回292

京都から参戦しているこのチーム。
レースマシンより積車のドレスアップに力が入ってます。
情報では、12耐久の準備は洗車だけだったとか。
1時間目の濃霧での走行以外は、良い感じで走れていたようです。



お楽しみ抽選会のフィナーレは、折りたたみ自転車!
副会長のアイディアで5名を抽選。
そして、ジャンケンで勝者を決める、エキサイティングな方式を提案!
最後の勝負は、偶然にもエキパの勝者と、ビギナーの勝者での一騎打ち!
結局「チーム Stayer(103)」が、お持ち帰りとなりました。
チーム内で紛争しないでくださいね。

【総括】
年に一度の12時間耐久レース。
始まる前は、12時間先のゴールは随分長いように感じたけれど、
終わってみれば「あっ」という間の12時間でした。(皆さんいかがですか?)

上位入賞者の言葉にもありましたが、
「12時間耐久がこんなに面白いとは思いませんでした!」
「いつもとは違った雰囲気が好きになりました!」など、
参加費用には代えがたい魅力が、12時間耐久レースにはあるようです。

非力なマシンでも、しっかりした準備とステディーな走りで上位を狙える、
そんな耐久ならではの醍醐味が味わえるのがこの「12時間耐久レース」だと思います。
チームのメンバー個々人が上達し、壊れないマシンをいかに作り上げるかが
上位入賞の可能性を高くします。

後半戦もポイント獲得に向け、多くのチームの参加と
皆さんの健闘をお祈りしています。

最後に、友人・知人にこのレースを是非ご紹介頂き、
一人・1チームでも多くの参加が得られますようお願いし申し上げます。

(本文中、チーム名を敬称略とさせていただきました。ご了承ください。)


以下、レース結果と時間毎の周回数&順位変動

エキスパートクラス
順位 ゼッケン チーム名 〜1 〜2 〜3 〜4 〜5 〜6 〜7 〜8 〜9 〜10 〜11 〜12 合計
1 2 みてろよ カアチャン 18 21 33 33 31 30 29 30 29 21 26 29 330
2 5 Toy's E/G FACTORY 18 21 33 32 32 29 27 28 29 21 26 31 327
3 13 チーム ブレイズ 18 21 31 32 30 28 26 28 26 22 23 28 313
4 11 ABELL 18 19 30 30 29 28 25 26 26 19 25 24 299
5 15 パロパロ 17 20 29 32 29 26 23 26 14 19 24 31 290
6 7 Na・ka・Ma 16 19 32 33 26 28 28 25 25 3 12 14 261
. 6 8マン 18 20 31 33 32 30 28 31 28 19 0 0 270R
. 14 Team AGOBAC 7 12 26 30 29 29 20 0 0 0 0 0 153R





ビギナークラス
順位 ゼッケン チーム名 〜1 〜2 〜3 〜4 〜5 〜6 〜7 〜8 〜9 〜10 〜11 〜12 合計
1 103 チーム Stayer 16 20 29 32 28 29 28 29 27 22 25 30 315
2 22 MUSK 18 21 31 32 30 27 29 27 24 19 24 28 310
3 36 プリンス 15 19 28 29 27 27 23 28 25 19 24 28 292
4 54 RTT 14 15 28 26 26 22 24 26 24 15 20 18 258
5 53 TJRT 11 5 17 22 26 26 9 10 15 11 14 26 192
6 23 リーザ 550 17 20 14 0 0 5 18 26 25 18 15 27 185
. 34 センシュウレーシング 16 18 15 12 15 1 9 26 27 19 0 0 158R
. 68 タイブーン ヴィヴィオ 17 20 19 0 0 0 1 0 0 0 0 0 57R