2008年 第5戦 レースレポート
11月3日(祝日)軽自動車オフロード倶楽部(KCOC)08年シリーズ第5戦が開催されました。
本年度の最終戦であります。
本年度もエキスパートクラスのチャンピオン争いは最終戦の結果次第となり、
ゼッケン1番みてろよカアチャンとゼッケン15番TeamAGOBACが10pt差で、みてろよカアチャンがリタイヤという事態になれば、AGOBACに逆転チャンピオンの可能性が・・・・・。
チャレンジクラスも、ゼッケン16番クルマヤ、ゼッケン24番トップ勘゛、ゼッケン38番チームがーこの3チームにチャンピオンの可能性が・・・・。さらにエキスパートへの昇格争いも最終戦の結果次第ということで、最後まで目が離せない最終戦となりました。
以下レポートです。
第5戦(最終戦)の受付風景
暦は11月、皆さんすっかり冬支度です。
エキスパートクラス5台
チャレンジクラス16台
21チームの皆さんが最終戦に集まりました。
開会式
松本会長の挨拶。

会長の願いは、レースの安全と全チームの完走。
今シーズンから務めた会長職。
常にレースを見守ってきました。
KCOC相談役 町田社長。
何と!大胆にも「散水しない宣言」!
昨今雨が降らず、貯水池がカラとのこと・・・・。
確か今日の予報は好天で気温も低くはないはず・・・・。砂埃大丈夫ですかねぇ・・・・。
と、いうことで・・・・・。
エキスパートクラスのポイントリーダー
みてろよカアチャンを先頭にフォーメーションラップが始まりました。
セーフティカーの後ろに続く21台の隊列。
松本会長が振り下ろす日章旗を合図に
08年の最終戦の火蓋が切られました!
レース開始後わずか7周目
ゼッケン45番
YAMAMO WORKSが新コーナーで転倒。
これはオフィシャルによって車体を起こされた瞬間の写真。
2台体制のYAMAMO WORKS、こちらは若者組。最終戦の結果次第では、親父組を差し置いてのエキスパート昇格がかかっていたのに・・・・。
残念!。
こんな姿で、新コーナー先のストレート横に退避させられました・・・・。
ゼッケン55番 Team Q’z
1時間目途中から、スズキ車チームが皆悩んでいる「吹けない病」に・・・・。
ピットインを繰り返していました。 
また1時間目は、転倒や到る所でのマシン同士の接触が多発。
ゼッケン23番 Team PentRoof
7番コーナーで姿勢を乱し、後方からのマシンと接触。足まわりにダメージを抱えて緊急ピットイン。
荒れた1時間目。
2時間目は、ようやく落ち着きを取り戻したかに見えましたが・・・・・。
2時間目の終盤に、
ゼッケン29番 HOP!Gが、
新コーナーの進入でラインを乱し転倒!。

序盤からペースが速かった最終戦で、ちょっと目立った動きをしていたので、本部でも注意して見ていたのですが、結局転倒でリタイヤ。
事故処理を終えて、
新コーナー先のストレートで、再スタートを待つマシンたちです。
レース再開後、新コーナーへ進入。
本部前には、先ほどの転倒事故による黄旗区間で、前車を追い越してしまった
ゼッケン16番 クルマヤ が、15分のピットストップペナルティを受けていました。
チャレンジクラス上位を走っていてシリーズチャンピオンが懸かっていたクルマヤ。
これは痛い!。
ゼッケン40番 鶴・亀
駆動系のトラブルでしょうか?
コース上で停まってしまい、その場で修理をして、何とかピットに戻ってきました。
これから本格的に修理です。
ゼッケン37番 チーム A.I.T
こちらも駆動系のトラブルで修理中。
レース3時間目
みてろよカアチャンがエキスパートクラスのトップを奪回。ジリジリと後続を引き離しにかかりました。
本部では会長と副会長が交代で昼食を取れるくらいにレース状況も落ち着いてきた4時間目。
ゼッケン62番 ゲンシン郡山インター店
新コーナーにて転倒・・・・・。
前回はエンジントラブル。
今回はクラス上位を快走中だったのに、残念!。
そして再スタートして程なく、山間に響いていたエキゾーストノートが止んで・・・・。レースが止まってしまいました。
ところが、各オフィシャルの立ち位置から見える範囲ではマシンが止まっているような状況が確認できず、暫くオフィシャルの無線は捜索状態・・・・。

何と6番コーナーの奥で、
ゼッケン36番 ガレージ矢島レーシングチームが転倒していました・・・・。
いわゆる「遭難転倒状態(暫く発見されない状態で放置された転倒)」。
レースが連続転倒で滞る中、
ゼッケン18番 チーム つちのこ が、マフラーの修理。
抜群のチームワークで、周回数を落とすことなくレースに復帰。
今回は4時間目まで荒れに荒れたレース展開。
やっと落ち着いた頃には、日差しが傾いてきました。

レースは終盤戦。
ゼッケン40番 鶴・亀 のマシン。
もう満身創痍。
ゼッケン16番 クルマヤ
4時間目に2コーナーで停まってしまい、オフィシャルカーに5コーナーまで牽引されて、その場で修理中。
結局6時間目にリタイヤとなりました。
今年も信州は秋を迎えました。
色づいたスポーツランド信州。
レースは残すところあと1時間。
そのラスト1時間目直前。
ゼッケン15番 Team AGOBAC
に非常事態。左ストラットアッパーが損傷。
チーム全員で応急修理。
今回は何としても完走しなければなりません。
同じ頃、
ゼッケン2番 センシュウレーシング 
にも異常が・・・・。
ラジエーターのステーが外れてしまい不具合発生。
こちらも緊急修理。
やっぱり平穏無事には終わらなかった最終戦。
6時間目のチェッカーフラッグ。
両クラス合わせて13台がチェッカーを受けました。
再車検は今回も本部前にて、
集められた入賞車両たち。
皆様、お疲れ様でした!。
チャレンジクラス表彰式
3位 [24] トップ勘゛

前回優勝。今回も3位にて表彰台獲得。
今シーズンから参戦ながら、これでシリーズチャンピオンも獲得!。エキスパート昇格です!。
準優勝 [44] YAMAMO WORKS

レース早々に若者組は転倒リタイヤ。
参戦2年目親父組が貫録を見せつけました!。
来シーズンからはエキスパートクラスに昇格!。
優勝 [25] トラブルメーカー

参戦すれば優勝のトラブルメーカー。
今回のレース、チーム名に反して、トラブルメーカーさんとは関係ないところでトラブル大発生。
荒れたレースを179周で優勝!

おめでとうございます!
エキスパートクラス表彰式
3位 [15] Team AGOBAC

最後の最後でトラブル発生。それでも3位表彰台を獲得!。今シーズンは5戦中4戦表彰台!。
修羅場をくぐりまくったベテランチームにとっては最高のシーズンに。
準優勝 [3] コルト クラウド

燃料系の不安を抱えながらも、完走すれば表彰台の強さ。流石です!。
前回転倒の雪辱を晴らしました!。
優勝 [1] みてろよ カアチャン

序盤は先行されるも、中盤にトップを奪い返してからは、流石の横綱相撲!。完走必至の最終戦を走り切り、今シーズンは優勝3回。
有終の美を飾り、
2年連続のシリーズチャンピオン獲得!

おめでとうございます!

08年 皆勤賞

左から
[1] みてろよ カアチャン
[2] センシュウレーシング
[15] Team AGOBAC
[16] クルマヤ
[24] トップ勘゛
[38] チーム がーこ
[44] YAMAMO WORKS

全戦のご参加ありがとうございました!

今シーズンより新しく設けられた、ベストカラーリング賞

KCOCシリーズを華やかに彩ってくれたチーム及びマシンに贈られます。
初代の受賞は、ゼッケン62番 ゲンシン郡山インター店 の皆様&マシンが獲得しました!。
おめでとうございます!。
おまけ

最終戦の恒例に定着しました、
スポーツランド信州花博覧会の花壇作りと球根植え&種まき。

町田社長より、現在のシリーズ戦スケジュールでは丁度花の咲く頃にレースが開催されないので、来シーズンは花の咲く5月に開催スケジュールをという構想が予告されました。

花の咲く信州でお会いしましょう。
今年もありがとうございました!。

 2008年 第5戦  11月 3日(祝)  天候 晴・曇 
 エキスパートクラス (参戦5台)
順位 ゼッケン チーム名 1時間目 2時間目 3時間目 4時間目 5時間目 6時間目 合計
1 1 みてろよ カアチャン 21 29 32 30 32 35 179
2 3 コルト クラウド 22 22 32 26 33 32 167
3 15 Team AGOBAC 22 28 31 28 28 10 147
4 2 センシュウレーシング 20 25 25 25 33 19 147
DNF 4 KIWI sports 18 . 14 . . . 32R
 チャレンジクラス (参戦16台)
順位 ゼッケン チーム名 1時間目 2時間目 3時間目 4時間目 5時間目 6時間目 合計
1 25 トラブルメーカー 22 31 32 31 30 33 179
2 44 YAMAMO WORKS 22 30 30 29 32 33 176
3 24 トップ 勘゛ 22 30 31 28 32 30 173
4 18 チーム つちのこ 21 30 27 29 26 32 165
5 38 チーム がーこ 18 28 28 25 30 30 159
6 69 ACROBAT 18 23 28 24 29 29 151
7 23 Team Pent Roof 17 15 27 28 31 33 151
8 37 チーム A.I.T 18 20 12 . . 12 62
9 55 Team Q'z 16 9 7 5 8 12 57
DNF 40 鶴・亀 21 18 15 27 32 28 141R
DNF 16 チーム クルマヤ 22 30 25 16 7 5 105R
DNF 36 ガレージ矢島レーシングチーム 20 27 29 26 . . 102R
DNF 62 ゲンシン郡山インター店 22 30 26 23 . . 101R
DNF 22 チーム Stayer 21 30 30 . . . 81R
DNF 29 HOP!G 20 26 . . . . 46R
DNF 45 YAMAMO WORKS 7 . . . . . 7R