2007年 開幕戦 レースレポート
4月15日(日曜日) 軽自動車オフロード倶楽部(KCOC)、2007年度の開幕戦が開催されました。
暖冬だった冬を越えて、今年の開幕戦は春の日に包まれた快晴の中での開催となりました。
参加台数22台(エキスパートクラス11台・ビギナークラス改めチャレンジクラス11台)での開幕戦です。
4月も中旬とはいえ、信州の朝はまだ冷えます。
開幕戦の受付に続々と各チームが集結。
開幕戦、役員も久々の開催で準備にアチコチ走り回っていました。
本部前にて、今シーズン最初のオフィシャルミーティング。
開幕戦の開会式。
原会長のご挨拶と、今シーズンからの変更点について各役員からの説明がありました。

スタート時間まであとわずか。
22台がグリッドに着いて、2周のオープニングラップが開始されました。

朝一番に散水されたコースを連なって行きます。

エキスパートクラスは今回は昨年の総合成績順。ポールポジションは昨年度チャンピオンのゼッケン1番Kiwi Sports
日章旗が振られる中、マシンがスピードを上げて新コーナーに突っ込んで行きます。

07年度の開幕戦の火蓋が切って落とされました!。
おっと!いきなりオフィシャルによりピットインを命じられた、14番の「チーム カメ」
第1ドライバーの方のグローブが短くて肌が露出していた為。
グローブ交換です。
1時間目は後方で目まぐるしく順位が入れ替わる中、トップ争いはこの3台に・・・・。
1番 Kiwi Sports
2番 みてろよカアチャン
4番 チーム ゼロフラッグ

序盤、激しいトップ争いを展開中
いずれもKCOCが誇るトップチーム
接近したり、僅かに離れたりを繰り返し、パドック前に戻ってくる手前のクランクでこんなにも接近した戦いを展開中!
そんな中、18番 RTTのマシンが12周目にしてエンジンルームから煙を上げながら緊急ピットイン。
どうやらエンジントラブルの様子。
白い煙が立ち込めています。
レース開始早々にマフラーのトラブルでピットインを余儀なくされた28番 真木レーシング
必死の修復作業中。
開幕戦だからなのか?
代わる代わる、トラブルによりピットに戻ってくるチームが入れ替わり、修理が始まります。

8番 チーム プリンス
駆動系のトラブルでしょうか?ジャッキアップ中。

後ろでは、18番 RTTがマシンと格闘中。
トラブルと言えば・・・・。
一昨年の開幕戦から常にトラブルに悩まされ、今シーズンはついにエキスパートクラスから陥落した56番 Team AGOBAC

今回は”今のところ”トラブル無し。
ゼッケンを「56」に改めチャレンジの年。
ちなみに「56」は、チームのオリジナルメンバーが今年の誕生日を迎えた場合の年齢の平均年齢だとか。
5番 コルトクラウド。
2年ぶりのニューマシン。
何とシケインで後輪が外れ、そのままピットまで走ってきた・・・・。
左リヤ後輪だった為なのか、引きずることなく走ってきたことが驚き!。
そのままタイヤを着け直してコースに復帰。
コルトクラウドのリヤタイヤは、こんな所に落ちていました。
シケインの規制用のタイヤを置くような場所に落ちていたため、オフィシャルも暫く見つけられず・・・・。
33番 ロンド・ベル
今年初登録・初出場!

ここまで順調な滑り出しだったが、3時間目に燃料系のトラブル?
フューエルフィルタ辺りを修理していました。
修復後コースに復帰。

周回136周で初出場初完走!
散水車が入った3時間目、ついに今シーズンの初転倒事故が・・・・・。
今年エキスパートクラスに昇格した、14番 チーム カメ。
ギャラリー下で転倒。

他のドライバーも手伝って事故処理中。
14番の転倒事故処理も終わり、数周の後、今度は最終クランク出口で、それまでトップを走ってきたゼッケン4番 チーム ゼロフラッグが転倒!。
何と昨年の第4戦と同じ場所・・・・。
救助に駆けつけたセンシュウレーシングのドライバーもどう手をつけてよいか分からない程の状態。
よく晴れた開幕戦。
パドックから5コーナー方面を見上げれば、見えるのは”日本の屋根”北アルプスの頂。
まだ雪を抱いています。
チャレンジクラス
ずっとトップを死守しているのは、
23番 Team Pent Roof

同クラスの後続を引き離してゆきます。
36番 ガレージヤジマレーシングチーム
今年初登録初出場。

こちらも初出場・初完走!
他のチームがトラブルでリタイヤしてゆく中、今年から初参戦の2チームがいずれも初完走!

これからが楽しみですね!。
昨年のエキスパートクラス・チャンピオン
栄光の1番 KIWI Sports

一昨年のチャンピオン、2番 みてろよカアチャンと同一周回でレースを展開中!。

両雄の熾烈なトップ争いが続いて行きました。 
最終的にエキスパートクラスの開幕戦を制したのは、2番 みてろよカアチャン

最終戦の悪夢を振り払うかのように、今回も速さを見せつけてくれました!
チャレンジクラス記念すべき最初の優勝チームは、23番 Team Pent Roof
今年の開幕戦にもうひとつ記念すべき出来事が・・・・。”あの”T.J.R.T(24番)が○年振りの完走&表彰台。
レーススタート時点では何と最後尾スタート(方向指示器のトラブル修復の為)。

6時間後、チャレンジクラス3位でチェッカーを受けました。
チャレンジクラス表彰式
3位 T.J.R.T
参戦=リタイヤの苦しい時期を乗り越え、
嬉しい久々の表彰台。
久々に参戦の監督・田中さんが福を呼んだ?
準優勝 Team AGOBAC
こちらもTJRTと並んでトラブル続きに悩まされて来たが、久々の表彰台に。
久々のノートラブル完走が何より嬉しい、
平均年齢56.4歳の名門名物チーム
優勝 Team Pent Roof

シードゼッケン奪回に燃える硬派な男達が幸先の良い開幕戦優勝を獲得!

おめでとうございます!
エキスパートクラス表彰式
3位 R.T.GERONIMO
「スズキがいいなぁ・・・」「MIRAでがんばります!」なんて言ってましたが、昨年最終戦に続き3位を獲得の実力派チーム。
準優勝 KIWI sports
最後までトップ争いを繰り広げたディフェンディングチャンピオン。今年もカアチャンとの熾烈なタイトル争いは確実!
優勝 みてろよカアチャン

昨年最終戦の悪夢から、今年は期するものがあるはず・・・・。チャンピオン最有力候補チームが見事開幕戦を制しました!

おめでとうございます!
参加チームの皆様、ありがとうございました!
第2戦は、6月3日(日曜日) 皆様にお会い出来ますのを心よりお待ち申し上げております。
 2007年 第1戦  4月 15日(日)  天候 晴れ 
 エキスパートクラス (参戦11台)
順位 ゼッケン チーム名 1時間目 2時間目 3時間目 4時間目 5時間目 6時間目 合計
1 2 みてろよ カアチャン 29 35 24 35 33 36 192
2 1 KIWI sports 29 35 25 34 33 35 191
3 10 R.T.GERONIMO 29 32 25 35 33 36 190
4 5 コルトクラウド 28 32 26 34 31 36 187
5 3 ABELL 28 34 24 32 33 34 185
6 9 センシュウレーシング 27 25 24 31 30 32 169
7 11 Team Jim 25 30 22 24 25 32 158
8 12 Team EMS 26 31 24 32 1 3 117
9 8 チーム プリンス 28 3 12 12 27 34 116
10 4 チーム ゼロフラッグ 29 34 24 - - - 87R
11 14 チーム カメ 22 30 19 - - - 71R
 チャレンジクラス (参戦11台)
順位 ゼッケン チーム名 1時間目 2時間目 3時間目 4時間目 5時間目 6時間目 合計
1 23 Team Pent Roof 28 34 26 32 32 35 187
2 56 Team AGOBAC 28 33 22 33 31 34 181
3 24 T.J.R.T 27 34 23 30 32 34 180
4 77 シティ−オートレーシングクラブ 23 30 24 32 32 35 176
5 36 ガレージヤジマレーシングチーム 21 19 19 29 28 27 143
6 33 ロンド・ベル 26 23 11 28 23 25 136
7 25 トラブルメーカー 28 36 26 24 1 - 115R
8 17 MUSK 30 33 25 12 - - 100R
9 52 あ〜るのはち 21 22 0 5 7 25 80R
10 28 真木レーシング 4 14 20 6 - - 44R
11 18 RTT 12 - - - - - 12R
皆様にご協力をいただき、
計時委員長の三富さんが中心となって今年で3年目を迎えた「スポーツランド信州 花博覧会」
この看板も3回目の信州の春の陽を浴びております。
暖冬だったとはいえ、盛りはこれから。
日当たりの良い絶好の場所の花壇。

昨年から5月の開催レースが無くなったので、次回の第2戦まで、花盛りはお預け・・・・。


ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。