2005年 第1戦  4月17日(日)  天候  晴れ


長いシーズンオフを終え、倶楽部創立18年目の2005年シリーズが開幕致しました!
皆さんのチームでは、どんなオフを過ごされたでしょうか?
開幕戦に向け、マシン作りは思うように進みましたか?

さて、それでは4月17日(日)に開催された開幕戦の模様をお伝えいたします。
今回の参加チームは、エキスパート8台、ビギナー10台とかなり少なめになってしまいました。
今年から施行されたレギュレーションの6点式ロールバー(Φ38以上)が間に合わなかったチーム。
昨年の最終戦でマシンが廃車処分となってしまい、オフシーズンで頑張ったものの、
マシンの準備が間に合わなかったチームなど、理由はそれぞれのようでした。
第2戦以降は、たくさんのチームの参戦をお待ちしています。

ビギナークラスでは、本年新たに6チームの新規登録があり、
今回はそのうち、4チームが参加されました。

それでは、初参加チームの紹介です!!(ゼッケン順とさせていただきます)


ゼッケン22「Team Jim」(群馬)


メンバーは同じ会社に勤める同僚の集まり。
年齢的にも経済的にも少し余裕が出来たので、
昔から知っていたこの「軽耐久」に参戦を決めたとの事です。
モータースポーツは初心者ばかり。メカニック不在?のこのチーム、
元気なノリで1年間頑張ってくれるでしょう!!
ちなみに監督さん(写真左下)は、今年の総会にも参加して頂きましたよ!
若さ溢れるパワーで活躍を期待しています!



ゼッケン32「NEVER LAND RACING」(東京)


リーダーさんを中心に、二人の息子さん、友人を引き込んでチーム結成!!
サーキットレースの経験者がお見えになりますが、ダートレースは初心者ばかり。
6名で参加いただきましたが、今回は残念なことに、3時間目にリタイア。
右リアサスペンションを損傷されたようです。
きれいにカラーリングされたマシン。インプレッサWRCレプリカカラー、格好良いですね!!
マシンは完成度が高そうです。2戦以降の活躍を楽しみにしています。




ゼッケン34「383MOTORING」(長野)


なんとも意味ありそうなチーム名。由来をお聞きするのを忘れていました。
長野県は佐久市の「とある車屋さん」つながりで結成されたチーム。
ゼロフラッグさん(11)の身内のようです。
若いメンバーで構成され、個人的には羨ましいチームです??
初参加ながら、今回は3位に入賞されました!おめでとうございます。
ジャガーのブリティッシュグリーンを施したミラ!渋めのカラーリングで決めてみました。



ゼッケン48「SHINANO-WORKS'」(長野)」


取材に伺った時には、全員が揃って居なかったので後回しにしたら、
チャンスを逃して集合写真が撮れませんでした。ゴメンなさい!!
(ということで、綺麗なマシンを掲載します。)
4年ぶりの復活ということで、嬉しいですね!末永く活動を続けてくださいね。
今回は残念なことに、5時間目に転倒リタイアとなってしまいました。
こちらのマシンも完成度はかなり高いです。


今回はコースコンディションの都合で練習走行が中止されました。
初参加の皆さんには、大変申し訳ないこととなりましたが、どうかご理解をください。
エキスパートの予選は時間を繰り下げて実施され、順当な結果となったようです。(スタート順は省略)
ビギナーのスタート順は、本年よりポイントの高い順からと改定され、
初回である今回は、昨年の成績順となりました。ビギナークラスも理にかなった方法でのスター順。
モチベーションが上がりますね。2戦目以降は前回までの累積ポイント順となります。
ビギナークラスの皆さん頑張ってください。(エキスパートも、ウカウカしてはいられません)




今年よりコース委員長に就任されたゼロフラッグの小林さんです。(右)
また、原副会長(右から2番目)が本来業務で米国への出張のため
約3ヶ月間、日本を留守にする報告もありました。

更に、スポーツランド信州代表、倶楽部相談役の町田さんより
参加台数が少ない場合のレース開催可否について、参加者へ協力要請がありました。
どんどん参戦し、みんなで盛り上げましょう!

前置きが長くなりましたが、決勝の模様をお伝えしましょう。
天候は晴れ。絶好のコンディションとなりました。



(スターティンググリッドに整列する各チームのカラフルなマシン)


(ローリングスタート直前の様子)


(午前9時、日の丸が振られ、6時間耐久レースのスタートです)

スタート直後より、(1)Toy's E/G FACTORY(5)チーム ナリデン
予選での速さをそのまま見せつけ、3位以下をグングン引き離し、
僅か5周ほどで最後尾を周回遅れにしてしまいます。

ところがトップを快走していた(1)
Toy's E/G FACTORYが白煙を噴きながら
7番コーナー(通称島コーナー)でストップしてしまいます。
原因はコース整備のために撒かれた石がオイルパンをヒットし、穴が開いて
エンジンが焼きついたようです。


(ジャッキアップし、状況を確認するピットクルー)


(大きな穴が開いたオイルパン)

その後、懸命な復旧作業でコースに戻りますが、
既にメタルからの音も大きく5時間目に新コーナーでリタイアとなりました。
これは不運としか言いようがありません。
2戦目以降はチャンピオンの走りを見せてくれるでしょう。

スタート後、1時間30分が経過したところで、本日1回目の散水車が登場しました。
ところが、その数分後(13) RTTが散水車と接触。
大事には至らなかったものの、本部前で15分のペナルティーストップとなりました。
散水車が出たときは「イエロー」です。気をつけてください。


(本部前、15分のペナルティー)

さらに、5時間目の中盤で散水車が出動後、
(48)SHINANO-WORKS'がギャラリーコーナー下のヘアピンで転倒。
今回唯一の転倒車となってしまいました。


(フロントガラスを中心に破損してしまったレースマシン)
ドライバーに怪我はなかったようです。
今回から、転倒時に散乱したガラスの破片を各チームが持ち帰る、
コース脇に不法投棄しないという目的から
ビニール袋の搭載が義務付けられました。使用第1号でしたね。

(11)チーム ゼロフラッグは、
3時間目早々に
右フロントショックとナックルを止めるボルトと、
ドライブシャフトとハブを止めるナットが外れ、ドライブシャフトが抜け
てしまいます。
が、エキスパート5位で完走でした。

(29)マスターにゃんも同じく3時間目に、右フロントショックとナックルのボルト
が外れてピットイン。その後も足回り関係のトラブルでピットインするも
ビギナー4位で完走しました。

(15)TJRTは、レース終了15分前にピットアウトした直後
燃料系のトラブルで5コーナー退避場にストップ。
チェッカーを受けることが出来ませんでした。(残念)

(36)プリンスは、エンジンマウントの破損から来るシフト機能障害に
見舞われ、遇えなくリタイア。


(15)TJRT(36)プリンス


そして6時間のゴールの時が来ました!

満身創痍のマシンたち。6時間休みの少なかったレース。
本当にご苦労様でした!!



入賞チームの紹介です!!


優勝 (5)チームナリデン
クラス2位に6周の差を付けて優勝です。
昨年の開幕戦から1年ぶりの表彰台でした。




2位 (3)ABELL
途中、タイヤのバルブが欠損するトラブルが発生しましたが
お見事、2位入賞です。




3位 (6)Team BLAZE
今回はツナギが格好よかったです!
2位3位争いはなかなか見応えがありました。







優勝 (42)Team PentRoof
なんと、エキスパート1位に1周及ばずの194周。
来年は間違いなくエキスパートに昇格でしょう。




2位 (19)チーム カメ
会員番号が3桁の方も見える、老舗チームだそうです。(訂正)
これからも末永いお付き合いを!




3位 (34)383MOTORING
初参戦で初表彰台。ゼロフラッグと仲良しチームです。
2戦以降も気を緩めず頑張ってください!




入賞された皆さん、おめでとうございます。
これからも活躍を期待しております。
以下公式結果です。

エキスパーシリーズ 

順位 ゼッケン チーム名 1時間目 2時間目 3時間目 4時間目 5時間目 6時間目 合計
1 5 チーム ナリデン 34 32 35 34 29 31 195
2 3 ABELL 33 33 32 31 28 32 189
3 6 Team BLAZE 34 32 29 30 31 31 187
4 13 RTT 31 22 34 31 29 31 178
5 11 チーム ゼロフラッグ 32 24 17 33 30 24 160
. 15 TJRT 32 31 33 30 31 23 180R
. 1 Toy's E/G FACTORY 14 2 17 25 15 . 73R
賞典外 14 MUSK 33 33 34 34 18 12 164
  *(14)MUSK は、ロールバー不適合により賞典外


ビギナーシリーズ 

順位 ゼッケン チーム名 1時間目 2時間目 3時間目 4時間目 5時間目 6時間目 合計
1 42 Team PentRoof 31 34 33 34 30 32 194
2 19 チーム カメ 30 31 31 32 29 33 186
3 34 383MOTORING 30 27 30 30 27 32 176
4 29 マスターにゃん 32 34 30 34 25 15 170
5 22 Team Jim 26 25 27 27 17 21 143
6 68 タイブーン ヴィヴィオ 14 28 1 20 27 31 121
7 25 トラブルメーカー 32 27 7 14 26 12 118
. 48 SHINANO-WORKS' 31 31 33 32 18 . 145R
. 36 プリンス 32 29 25 9 . . 95R
. 32 NEVER LAND RACING 28 26 1 . . . 55R

次回第2戦は5月15日開催です。
既に参加申込みはチーム代表の方へ郵送されています。
早めの申込みをお願いいたします。




昨年の最終戦閉会式後に植えた球根たちが、元気よく芽を出しています。
5月の第2戦では、素晴らしい花博が開催出来るでしょう!!
たくさんの方に見て頂きたいと考えています。
友人をお誘い合わせの上、多数ご参加ください!(もちろんレースもね!)